旧・あいぼりー日記

Jimbaのあれこれをゆるくつづった不定期日記帳。

お久しぶりです

 Twitterでは相変わらず毎日くだらないことばかりつぶやいていますが、こちらの更新がついついおろそかになっていました…

 Twitterでも時々上げていますが、こちらを動かしていない間もいろいろなことをしていました。

 まずはRailSimプラグインを二つほど公開しました。

 どちらもだいぶ前に途中まで作ったまま休止状態にあったものでしたが、想像以上に多くの方から反響をいただけたので嬉しい限りです。もう少し3Dモデリングが上達したらスキンだけではなく車両や建物などのPI制作にも挑戦してみたいですね。

 本業であるBVEも成果としてはあまり発表できていないものの、全く進捗がないわけではありません。

  顔の造形に苦労させられたE233ですが、ようやく制作も終盤へと差し掛かりつつあります。先に完成したE531と合わせてどこかのタイミングで公開できるように準備を進めています。

  こんなものも試しに作ってみました。制作に要した時間は2日ほどでしたが、素材探しがスムーズに進めばもう少し早く完成させられそうです。

  今まで面倒がって手をつけずにいた分岐器の制作にもようやく手を付け始めています。やってみると案外簡単に実感的なものが出来上がるのでどこかで解説記事にまとめて他の方々へも布教していきたいところです。

 公開に至っている完成度のものは今のところありませんが(HQ9300は著作権の絡みが厳しいです…)、春先辺りには何か出せるようにはしたいと思っているので期待しておいていただければ幸いです。

雪の日の多摩川線

 たまたま休みの日に雪が降ったので、これは撮りにいかねばと思い一眼片手に多摩川線沿線を巡ってきました。

 とりあえず多磨駅から南下し、道沿いの畑から流し撮り

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 そのまま白糸台に向けて道なりに進み、小学校のある地下道方面に進みました。地下道をくぐって出たところで下り電車を待ちました。列車の来る時間はわかりきっているので地下道で一休みできました。多摩川線の悪天候への強さと定時を守り抜く几帳面さはさすがですね。

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柵がもう少し低ければさらに良くなったのですが…

 上りのほうはタイミングをミスって撃沈したので元の道へ戻りさらに駅のほうへ進みます。

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 20号線をくぐったところで撮影。シャッタースピードが少々遅すぎた感じがします。

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反対方向はばっちり決まりました。

 車庫に移動すると先日伊豆箱根塗装と入れ替わりでやってきた赤電こと247Fが見えるところに止まっていました。

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まさか営業運転前に撮る機会が来るとは思いませんでした。友人の情報では場内を走行していたらしいのですが、残念ながらタイミングが悪く走っている姿はお目にかかれませんでした。今見返すと確かに帰りがけには下りていたパンタグラフが上がっていますね。おそらく明日あたりから営業にも入るのでしょう。

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 再び駅の方に戻って一枚。上り列車は横に延びた感じになってしまいましたがこっちはなかなか気に入っています。

 駅に入場すると赤電の写真を撮っている人が何人かいました。こっち側から撮ってもあまり面白くないんですけど…

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映画のポスターのようなワンカットになりました。

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同じ場所で面縦。とても都内とは思えない雰囲気です。

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編成端が切れてしまっていますが望遠なので仕方ないところではあります。

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新小金井に移動しました。車内は暖かくて快適でした。ここに列車を入れたかったのですが列車を二本も待つには寒くてかなわないので諦めました。

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 この時間帯は特に雪が激しく、上越トンネルを越えたあたりの豪雪地帯のような雰囲気がありました。急いで駅に駆け込み、この列車に乗って武蔵境へ向かいました。

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設定ミスってほぼ真っ黒の写真を引き伸ばしたのでノイズがのりまくっていますが、普段見ない「圧着電制」の表示が見られました。秩父のほうまで走る設計だったこともあり雪対策は万全であったことがうかがえます。

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 定番の撮影地も今日は雪深い中での撮影。これで再び白糸台へと戻ります。

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駅南の踏切から撮影。

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京王線はダイヤが乱れて大変だったみたいですね。

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 雰囲気のある踏切を通過する列車。といえば響きはいいのですが、列車がいないと奥に普通の住宅街が見えてしまうので実質目隠し役のようなものです。もう少し早くシャッターを切りたかったですね。

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個人的今日のベストショットがこれ。もはや都内どころか関東とすら思えないような雰囲気を漂わせています。白い車体が雪景色によくマッチしています。

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反対方向も撮影したので駅に戻り、競艇場前に向かいます。

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 写真だと伝わりにくいですが、雪を巻き上げながら走る姿はなかなか様になっていました。これで多磨駅に戻ります。

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すっかり暗くなってきて露出を稼ぐのが難しくなってきました。

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数枚前に全く同じアングルと構図の写真があった気がしますが気にせず…

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帰宅ラッシュ真っただ中。

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ロータリーのバスを何枚か撮影してから帰路につきました。

 一年ぶりの雪ということで大はしゃぎであちこち歩き回りました。明日以降も赤電含め多摩川線からはしばらく目を離せなさそうです。BVEの方でも早く形にしないといけないんですけどね…

BVEにおける床下表現の研究

 ※追記:18/01/03 新しい台車製作法を発見したので追加しました

 今年ももう終わりですね…まだ2か月半ほどしか活動していませんが、大変多くの方にお世話になりました。来年以降もよろしくお願いします。

 さて、今年最後の記事ではBVEの車両ストラクチャの「床下」に焦点を当てていきたいと思います。車体に比べるとあまり目立つ部分ではないためにはっきりとしたセオリーのようなものがなく、その表現は作者によって千差万別です。丁寧に立体化する人、一枚板で済ませてしまう人、はたまたただ黒くするだけの人…などなど、作者それぞれのスタンスが現れる部分でもあります。

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一枚の板で作るやり方(拙作)

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透過テクスチャで立体化するやり方(都営浅草線京急本線より)

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透過テクスチャを用いず立体化するやり方(都営浅草線京急本線より)

 今回は「できるだけ楽にそれっぽく作る」という私のスタンスに基づき、一番上の一枚板で作る方式を紹介していきます。

 この方式の要はずばり「影との境目を感じさせない」ことであり、床下と影の両方にテクスチャを貼ることが特徴です。写真さえあればそれを切り抜いて板に貼り付けるだけで終わるため、手間はほとんどかかりません。欠点としては、下から見上げた時などには立体感を感じられないことや、普通のストラクチャとして配置すると透過テクスチャのため透過不良を起こしがちなことでしょうか。

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解像度を低くするほどに透過不良は目立つようになります

 これに対応するには、他列車として配置してしまうのが一番手っ取り早いです。他列車は読み込みの順番の関係上他のストラクチャと透過不良を起こさないため、このようなストラクチャを配置するにはもってこいです。いくつも読み込むと重くなりそうに見えますが、実際のところただのテキストファイルなのである程度数が増えてもそこまで影響はしません。

 これのモニタも列車として配置しています

 

18/01/03追記

透過不良に対する別の対策法を発見したので追記しておきます

 このツイートに貼り付けた画像は私が今まで使っていたものと違い、透明度は0か100、すなわち半透明部分の一切ない構造になっていました。

 私は今まで「透過部分がある限り、水平面に対して配置すれば確実に透過不良を起こす」という認識でしたが、実際にはどうやら少し違ったようで、正しくは「半透明部分がある限り、水平面に対して配置すると透過不良を起こす」ということだったようです。

 これは一見大したことないようで実は大きな差で、「半透明部分の一切ない画像は透過不良を起こさない」ととらえることもできるのです。

 これに基づいて年末から影の画像をこれに差し替えたうえでモデル側で透明度を設定していたのですが、ここで次なる壁に当たってしまいました。

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ここで透明度を付与しておかないとただの黒い板のままです

 次の壁とはBVE特有の性質で「モデル側で透明にすると透明にしていないモデルと必ず透過不良を起こす」というものです。これが厄介極まりない性質で、たとえばテクスチャを張り付けていない半透明の板を影として車体の下に組み込むと、透過テクスチャの床下とどう頑張っても透過不良を起こしてしまうのです。

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下の道床が透けてしまっています(富士急行線より)

 これを解決するにはまず、床下テクスチャの半透明部分を完全になくします。やり方は簡単で、GIMPなどで10回コピーしたレイヤーを結合し、それをまた10回コピーし…を3回繰り返すだけです。こうすることで透明度が0.01%の部分も100%になり、半透明部分は失われます。

 次にこちらにも透明情報をモデル側で付与しておきます。値は限りなく大きくしておきます。メタセコイアであれば99%(0.99)で大丈夫です。理屈はわかりませんが、とりあえずこうすることで透過不良がなくなります。

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Sturucture.Put構文で置いていますがきれいに表示されていて気分がいいです

 この手法は見つけたばかりなこともあって今のところ不具合等は見つかっていません。ただ、透明度情報をモデルに付与している分若干容量が増えてしまっている可能性があるので大量配置には注意が必要かもしれません。

 

 …話がそれましたが、床下の制作方法を紹介していきます。まず、斜めの角度から撮った床下の写真を用意します。サイズはそこまで大きくなくても大丈夫です。

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この角度を意識して車体を撮っていれば写り込んでいるはずです

 それを遠近補正し、一両分つなげてから余計な部分を切り抜けばテクスチャは完成です。

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 板ポリゴンに貼り付けて、影ストラクチャと合成すれば完成です。

 最後に編成を組むわけですが、この時必ず後ろ側の車両から配置していきます。後ろ側をあとから記述してしまうと描画順の関係で車両同士で透過不良を起こすからです。

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 少々長くなりましたが、ようやく解説は終わりです。まだまだ言葉に表しにくい「マイルール」のような部分は多いので、困ったことがあった場合はお気軽に質問してみてください。

2017年も残り僅かになりましたが、それでは皆さん良いお年を…

西武多摩川線100周年記念改札鋏ラリーに行ってきました

 西武多摩川線では開業100周年を記念し、現在さまざまなイベントや企画が行われています。今回行ってきた「改札鋏でパッチンラリー」もその一つで、前回の記事で「早めに行きたい」と言っておきながら結局最終日まで行きそびれていました…

 このラリー、多摩川線の全6駅を¥400のフリー切符で巡るというものなのですが、特徴は何といっても「パッチンラリー」のタイトル通り実際に台紙に鋏を入れてくれることです。多摩川線で切符に鋏を入れるのをやめたのはずいぶん昔のこと(現在は切符の場合そのまま改札を通れます)ですのでおそらく新品の鋏を作ったのでしょう。すごい力の入りようです。

 今回は多磨駅からのスタートでした。改札口で切符と台紙を受け取ったらさっそく是政方面のホームへ。

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台紙は思ったよりしっかりした硬さです

 しばらく待っていると電車がやってきました。青色の帯をまとったこの電車は開業100周年を記念し、同じく100周年を迎えた伊豆箱根鉄道とコラボしたものです。

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伊豆箱根のほうにもこれと同じヘッドマークを付けた車両がいるはずです

 これに乗って一気に終点の是政まで行ってしまいます。停車時間を利用して鋏を入れてもらう考えです。

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 是政についたら改札で鋏を入れてもらい、再び同じ列車の折り返しに乗車しました。今度は白糸台まで乗車します。今回最大の鬼門ともいえる「交換待ち乗り継ぎ」を決行するためです。

 多摩川線では日中、白糸台と新小金井の二駅で行き違いを行います。そして、どちらの駅でも是政行きのほうが若干遅く来るようになっています。つまり、武蔵境行き列車で駅に着いたのちに、鋏を入れてもらったうえで是政行きの列車に乗ることができるのです。ただし、新小金井は対向列車が来ると構内踏切が開かない構造になっているため、これは白糸台でしかできないテクニックです。

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 正直なところこれが成功するかどうかは微妙ではあったのですが、乗務員交代にたまたま重なったこともあり、なんとか成功できたので競艇場前まで乗車しました。

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競艇場前駅特有の電球式表示機 BVEデータでは見えないので省略しました

 鋏を入れてもらったあと是政からの折り返しが来るまでしばし休憩し、一気に新小金井まで行ってしまいました。先ほどの図を見るとわかると思いますが、武蔵境行きの列車であれば駅舎まで行って帰ってくるくらいの余裕はあります。特段問題もなく5つ目の鋏を獲得し、武蔵境に到着しました。

 武蔵境で6つ目の鋏を獲得し、めでたくゴールとなりました。参加証のクリアファイルをもらったほか、抽選で6人に鋏があたるキャンペーンにも応募しました。f:id:Jimba:20171204053246j:plain

この三色って実は歴代車両にかけていたんですね

 かなり駆け足で回りましたが、楽しいイベントでした。機会があればまたこんなイベントをやってほしいと思います。次は150周年あたりでしょうか…